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ミューザ川崎シンフォニーホール
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第5回 被災地復興支援チャリティ・コンサートを開催しました

ミューザ川崎シンフォニーホールは2011年の東日本大震災で被害を受け、復旧工事のため2年間の休館を余儀なくされました。震災被害を受けたホールのひとつとして、2013年にリニューアルオープンした後も、この大震災に思いを寄せ少しでも復興の力になれるようにと2014年より毎年3月11日にチャリティ・コンサートを開催してきました。
5回目となる今年も、昨年に引き続き秋山和慶指揮、川崎市フランチャイズオーケストラの東京交響楽団の演奏により開催されました。
コンサートでは最初に「G線上のアリア」を演奏したのち、会場全員で黙とうを捧げました。続いてチャイコフスキー作曲の「エレジー(哀歌)」、追悼の場で演奏されることが多いエルガー作曲のエニグマ変奏曲より「ニムロッド」が演奏され、休憩をはさんでベートーヴェンの傑作のひとつとして数えられる交響曲第6番「田園」が演奏されました。
コンサートの最後にはアンコールとして会場全員で「ふるさと」を合唱しました。
終演後には、ミューザのホワイエほかで指揮者の秋山和慶さんや、司会の山田美也子さん、東京交響楽団のメンバー9名が募金活動を行いました。
募金総額は2014年の第1回~第5回までの最高額となる2,275,016円となりました。いただいた募金は全て、川崎市を通じて東日本大震災及び熊本地震の復興支援活動に寄付させていただきます。

《公演概要》
日時:3月11日(日)14:30開演
会場:ミューザ川崎シンフォニーホール
出演:秋山和慶(指揮)、東京交響楽団、山田美也子(司会)
曲目:J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番より「アリア」(G線上のアリア)
チャイコフスキー:弦楽セレナーデ 作品48 より 第3楽章 エレジー
エルガー:創作主題による変奏曲「エニグマ(謎)」作品36 より ニムロッド
ベートーヴェン:交響曲 第6番 ヘ長調 作品68「田園」
主催:川崎市、ミューザ川崎シンフォニーホール(川崎市文化財団グループ)

入場者数:1,638名(昨年1,650名)
会場での募金総額:2,275,016円(昨年2,123,542円)

※ 集計中につき、最終金額は異なる場合がございます。
※ 川崎市東日本大震災被災者等支援基金および川崎市熊本地震被災者支援金口座に全額を寄付いたします。

《お客様の声(会場アンケートから)》
・もう7年になるのですね。ご家族を喪われた方々の背負う深い悲しみを思うと、言葉もありません。生きていくことの喜びと苦しみ、辛さを美しい調べにのせて、改めて心に刻みました。また、できることをさせていただき、逝った方々の分を生きていきたいと思いました。ありがとうございました。(川崎市幸区・50代)
・被災地復興支援に少しでも役に立てればと思っています。被災された方々が今後も力強く生きて行かれることを願っています。そんな時、音楽は希望と元気を与えてくれます。(川崎市幸区・70代)
・このようなチャリティコンサートを催される川崎市と秋山先生および東京交響楽団に敬意を表するとともに感謝します。来年以降も継続していただければとお願いいたします。(千葉県白井市・70代)
・あの震災のことをホールの中にいる全員で同時に考え、思いを巡らすことができる。とても大切な時間を共有できたと思います。ありがとうございました。(東京都世田谷区・40代)
・「田園」は大好きですが、一番心に沁みたのは「ニムロッド」でした。何度も聴いているのに、今日初めてこの曲で泣いてしまいました。(神奈川県海老名市・60代)
・よい音楽を聴くことが被災地支援につながるのはすばらしいことだと思います。(神奈川県大磯町・60代)
・演奏も素晴らしかったのですが、最後に皆で歌うことが出来たこともすばらしかったです。(川崎市中原区・40代)
・こうやって足を運んで、改めて黙とうすると、震災のことがよみがえってきます。あの時、犠牲になられた方々のことを思うと、こうして生きていけることへ感謝せざるを得ない気持ちになります。こんな素晴らしい音楽に接することができることにも感謝。(茨城県龍ヶ崎市・50代)

地震発生の時刻に合わせ、全員で黙とうを捧げました

東京交響楽団とともに、「ふるさと」を合唱しました

募金活動に参加する指揮者の秋山和慶さん

東京交響楽団の楽団員も募金活動に参加しました

撮影:青柳聡

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