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音楽大学フェスティバル・オーケストラ~あの人はいま!~(会田莉凡さん)

2018.03.11

From_Muza / 未分類

全国の音楽大学フェスティバル・オーケストラファンの皆さま
大変お待たせいたしました。

あの人はいま!シリーズです!!

今回は初代コンミスのもう一人、会田莉凡さんの登場です!

ソロからオーケストラまで幅広く活動をされている会田さんに
音楽大学フェスティバル・オーケストラに参加した当時(6年前)を振り返って
年月が経っても色あせることの無い、素敵な思い出がギュッと詰まったメッセージをいただきました。

会田莉凡さん(ミューザ川崎シンフォニーホール市民交流室にて2018年3月撮影)

◆一番印象に残ったことはなんですか?
とにかく、すべてのことが新鮮で、楽しかった思い出しかありません‥‥!
憧れだった東京文化会館の大きなステージに立てたこと、とっても怖いと伺っていた外山雄三先生のユーモア溢れる厳しいご注意が面白くて気づいたら一人だけ笑っていたこと、終演後のレセプションで声を掛け合って楽器ごとに集合写真を撮ったこと、、
初対面では緊張しつつも、心のどこかで「各学校の代表」という誇りをもっていて互いにリスペクトしあっている関係が、毎日のリハーサルを共にすることでより濃密になっていき、仲良くなり心も通い合い、それが音楽に表れた時の圧倒的なパワーは忘れられません。どの瞬間も宝物です。

◆大学生活では得られなかった経験がありましたか?
大人数だからこその曲が演奏できたことです!
ヤナーチェク「シンフォニエッタ」でトランペットがズラーっと並んで吹く様は本当に荘厳で格好良かったですし、R.シュトラウス「アルプス交響曲」の初回リハーサルで浴びた音圧の衝撃。その音楽の渦にいられることが嬉しすぎて、本番では勢い余ってE線を切りました。
武満徹「弦楽のためのレクイエム」は大学生にとって精神的に難曲でしたが、あのゾクッとするような響きを紡いだ瞬間は今も身体が覚えています。
でも何よりも学校や学年、何もかも垣根を超えて、音大オケに参加しなかったら叶わなかったであろう、素晴らしい友人たちと出会えたこと、そして外山先生は勿論のこと、各大学の先生方にご指導頂けたことです。

当時一緒にコンサートミストレスを務めた土屋さん
(現・東京交響楽団1stヴァイオリン奏者)

◆いまソロからオーケストラまで多岐にわたってご活躍ですが、この経験をしたことによって生かされていることはありますか?
たくさんあります。特に大きなホールで大編成の曲を弾いたときの音の伸びや空間の使い方は実際に経験してみないと分からないもので、それはオーケストラだけでなくソロでコンチェルトを弾く際にも生かされていると思います。
そしてこの音大オケでの日々があったからこそ「自分は本当にオーケストラが大好きなんだ」と実感し、今につながっています。

◆最後に、今年参加する学生さんへの応援メッセージを是非お願いいたします。
今年も素晴らしいマエストロのもと、多彩なプログラムを最高のホールで演奏できるのが羨ましいです‥‥!
「同世代しかいないオーケストラ」は大学を卒業したらほぼあり得ないので、お友達をたくさん作って、一期一会な時間を存分に楽しんでください!!

素敵なメッセージありがとうございました!

 

今年の音大フェスもいよいよ来週から国立音大にて練習がスタートします。

今年はどんな出会いがあり、どんな音楽が鳴り響くか…とても楽しみです!

皆さまどうぞお聴き逃しの無いように!!

3月24日(土) 東京芸術劇場

http://www.geigeki.jp/performance/concert131/

3月25日(日)ミューザ川崎シンフォニーホール

http://www.kawasaki-sym-hall.jp/calendar/detail.php?id=2161&y=2018&m=3

 

あの人はいまシリーズ今後もゆるやかにお届けしてまいります。
第1弾 土屋杏子さん

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