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史上最年少優勝!吉村妃鞠さんの快進撃はつづく

2021.09.22

From_Muza

9月17日、リピンスキ・ヴィエニヤフスキ国際ヴァイオリンコンクールで吉村妃鞠さんが優勝。共同通信が報じ大きなニュースとなりました。

10歳の吉村妃鞠さんグランプリ 国際バイオリンコンクール(共同通信/Yahoo!ニュース)

このコンクールは3年に1回開かれ、若手ヴァイオリニストの登竜門となっています。
(なお、同じ作曲家の名前を冠しているヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールとは別のコンクールです。ややこしいですね💦)
このコンクールでは17歳未満のジュニア部門と17歳から25歳までのシニア部門があり、特にジュニア部門の入賞者はこれまでワディム・レーピン、マキシム・ヴェンゲーロフ、樫本大進、庄司紗矢香など錚々たるソリストが名を連ねています。
その中で、なんと吉村妃鞠さんは史上最年少の10歳で優勝!! これがいかにすごいことか、お分かりになるかと思います。

吉村妃鞠

しかし吉村さんにとってこれも、もしかするとただの通過点なのかもしれません。
3歳でヴァイオリンをはじめ、5歳のときにはオーケストラと共演。初めて外国に行ったのはベルギーで行われたグリュミオー国際ヴァイオリンコンクールに出場した小学1年生のとき。そのコンクールで第1位となり、すでに国内外42ものコンクールですべて第1位に輝いています。前述のレーピンやヴェンゲーロフの師でもある名教師ザハール・ブロン氏からもその才能と音楽性を絶賛されています。
4歳のときには漢字検定9級を史上最年少で満点合格し、表彰を受けたことも。

フェスタサマーミューザKAWASAKI2021では、渡邊一正指揮、神奈川フィルハーモニー管弦楽団をバックに愛らしい姿から紡ぎだされた堂々たるチャイコフスキーに感銘を受けました。

8月8日(日)出張サマーミューザ@しんゆり!神奈川フィルハーモニー管弦楽団 公演概要
吉村妃鞠インタビュー(当日プログラムより)
演奏会レビューとお客様の感想(ほぼ日刊サマーミューザ)

全曲をはじめて弾いたのはこの演奏会だったそうですが、嬉しいことに2021年の大みそかはミューザ川崎シンフォニーホールで再び吉村妃鞠さんのチャイコフスキーを聴くことができます!
現在慶應義塾幼稚舎4年生。将来も楽しみではありますが、吉村さんの「現在」をぜひ聴きにいらっしゃいませんか?

2021年12月31日(金) 15:00開演 MUZAジルベスターコンサート2021

【出演】
指揮:秋山和慶
ピアノ:牛田智大
ヴァイオリン:吉村妃鞠
チェロ:佐藤晴真
管弦楽:東京交響楽団

【曲目】
ショパン:ポロネーズ第6番 変イ長調(ピアノ・ソロ)
ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 作品22(管弦楽版)
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 作品104

ポートレート写真:Hitoshi Iwakiri
演奏会写真:藤本史昭

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