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ミューザ川崎シンフォニーホール
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MUZA音楽サロン第3回!

先週月曜日、市民交流室にてMUZA音楽サロンが開催されました。
満員のお客様!
満員のお客様

出演は、大友直人さんと、東響トロンボーン奏者の荻野昇さん、ピアノに林浩子さん。
話をされる大友さん
前回とは打って変わって、クラシックだけでなく、ジャズ・ポップス・吹奏楽・童謡・イージーリスニング・ドラマのテーマ曲、さらには荻野さんのために書かれたトロンボーンのためのオリジナル曲などなど、多種多様なジャンルの音楽が演奏されました。
荻野さんの経歴自体が、吹奏楽に始まり、日本一のビッグバンド「高橋達也と東京ユニオン」から、宝塚オケ、山口百恵の歌伴奏までととても多彩なんです。
荻野さんが演奏されている様子
お話も、ジャズの話、吹奏楽の話、バーンスタインの話から、日本の女性シンガー・ソング・ライターの話など、多岐にわたりました。

荻野さんもずっとステージにいて、吹いてはお話、吹いてはお話と、大活躍してくださいました。大友さんとの軽妙な会話、息の合った掛け合いで、終始、楽しい雰囲気♪
お二人でおしゃべり。盛り上がりました。
オーケストラで使われるトロンボーンの話、歴史、位置づけ、週末の「名曲全集」で演奏される「第九」での使われ方などのお話も。
ちなみに現在、「名曲全集」は教育文化会館で開催されていますが、大友さんがデビューされた頃は、どこもこういうホールだったそうです。(確かにそうですよね)
華やかさはないけれど音としては非常に素直、ダイレクトな自然な音で、けっこう楽しみにしている、とおっしゃっていました。
(名曲全集のコンサートレビューも間もなく公開しますので、お楽しみに!)

荻野さんは、音楽も楽器もフランスがお好きなのだそう。
音色が柔らかい、との話に「フランス…けっこう意外ですねー。荻野さんは、オケの中にいると凄みがあるんですよ。サングラスなんかかけて街を歩いてると、音楽家に見えない」と大友さんから一言。
トロンボーンの他の楽器のフランスものとドイツものの違いなどの話も。

荻野さんの楽器は1ヶ月ほど前に新調されたそうで、ベルの部分が純銀で、重いけれど魅力ある音を出してくれるんだそうです。
楽器と共に話をされる荻野さん
大友さんから荻野さんへ「奏者は楽器が好きですよね。荻野さんは何本くらい持ってます?」との質問には、トロンボーンは普通のが8本(!)、さらにおもちゃのが6本、その他の楽器も…との答え。
本当にお好きなんですね~。

弦セクションと金管セクションの対比のお話では、トランペットでオーディションをやると、例えば3人いると、3人とも違う意見を言うのがトランペット・セクションなんだそうです。
「これは、東響の話じゃないですよー、一般的な話として聞いた話…」と大友さんはおっしゃっていましたが、でも、そういう違う個性が一つの音楽を作るのが、音楽の良いところだと。
それらをまとめるのが大友さんはじめ、指揮者のみなさんなんですね。
お客様からの質問に答えるお二人
質問への回答コーナーで、海外と日本の違いについて、大友さんが最近よく思っていること、本音の話が披露されましたが、ここでは「秘密」にしておきましょう。

皆さまのご来場、ありがとうございました。

大友さんはご予定があり急いで帰られてしまったので、荻野さんとピアニストの林浩子さんでぱちり。
林さんと荻野さん

次回の音楽サロンは1月8日(火)!
プレゼンターに東響桂冠指揮者の秋山和慶さん、演奏はファゴット福井蔵さん、オーボエ池田肇です。
またのご来場お待ちしております!

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