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ミューザ川崎シンフォニーホール
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音楽サロン☆第4回

こんにちは! 今年2012年はドビュッシー生誕150年。
先週金曜日に開催されたMUZA音楽サロンではこのドビュッシーをテーマにお贈りしました。実は、メモリアル・イヤーをうたった演奏会としては、年が明けて日本で最初の公演との噂?! (公演担当スタッフ談)
今回はドビュッシーの専門家として、演奏や文筆で活躍中されている青柳いづみこさんがプレゼンターでした。

スライドを見ながらのお話
50枚近くにのぼるスライドを見ながら、ドビュッシーの生涯をたどっていきました。
少年時代(詩人ヴェルレーヌとランボーによる文学史に名高い事件があった家に偶然通っていたらしい!)や、チャイコフスキーのパトロンであるメック夫人の楽師のアルバイトをしていた頃のドビュッシーの写真などは、なかなか見る機会のない、めずらしい写真だったのではないでしょうか。
ドビュッシー君、若い頃からおでこが広かったんですね……。

他にも、マラルメやピエール・ルイス、メーテルリンク、ポオといった詩人・作家たちの名前や写真が続々と登場。ドビュッシーがいかに文学好きだったかが窺えます。

生涯ということで、もちろん(?)女性関係の話も。
ドビュッシーは2度結婚したのですが、2番目の妻、エンマとの間に生まれた娘、クロード=エンマ(愛称シュシュ)を溺愛していたドビュッシー。彼が亡くなった一年後、後を追うようにシュシュも若くして亡くなってしまったという話に、一同ホロリ。

間もなく演奏スタート
演奏では、東響からソロ・コンサートマスターの大谷康子さんが登場!
以前にも共演したことのあるというお二人の息はぴったりでした。
「ヴァイオリン・ソナタ」や青柳さんのピアノ・ソロをはじめ、ピアノ曲をドビュッシー自身が編曲した作品や、ハイフェッツ編曲による「牧神の午後への前奏曲」などなど。
ヴァイオリン1本とピアノだけとは思えないほど、贅沢な演奏でした。
またドビュッシーが自身の演奏を録音した自作自演を聴くタイミングも。

サイン会中
おひとりおひとりに丁寧に対応される青柳さんと大谷さん。
終演後は、サイン会に多くの人が集まってくださいました。

たくさんのご来場ありがとうございました!

会場でのお2人をパチリ♪
青柳さんと大谷さん

さて、次回の音楽サロンはついに最終回!
プレゼンターは、華道家の假屋崎省吾さんです。
演奏は、ピアニスト須江太郎さんと、東響からコンサートマスターの高木弘和さんが登場します。
お二人の演奏にあわせての生け花や、假屋崎さんと須江さんによるピアノ連弾など、次回も盛りだくさんの内容でお届けします。
チケットは残席僅少! 気になる方はぜひお早めにお問合せくださいね。
1月も終わればもうすぐ立春、春はもうすぐそこ!
春にちなんだ曲と一緒に、素敵な花と音楽の世界をお楽しみください。

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