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ホールオルガニスト 大木麻理が語る アルフィート・ ガストの魅力

2019.08.26From_Muza From_Muza インタビュー


ヨーロッパ屈指のオルガンの名手アルフィート・ガストがミューザに登場!
歴史的な名オルガンのあるリューベックの聖ヤコビ教会のオルガニストであり、リューベック音楽大学オルガン科教授でもある彼は、ミューザのホールオルガニスト大木麻理のドイツ留学時代の師でもあります。
ガストがどのようなオルガニストなのか、大木さんがご紹介します。

力強くて繊細な「ガスト指」が奏でるドイツ・ロマン派のオルガン曲は世界一!

作曲家がイメージした音色を再現

私はドイツに留学したとき、リューベックで2年半ほどガストさんのもとで学びました。彼は超絶なテクニックの持ち主で天才肌。とても真面目な人ですがお茶目なところもあり、繊細でおしゃれにも敏感です。そんな遊び心や美的センスも音楽に表れ、彼の魅力となっています。
どんな曲も得意なガストさんですが、ドイツ・ロマン派の演奏・解釈は今世界一と言われるオルガニストです。この時代の作品はレジストレーション、つまり音の組み合わせが大事なのですが、彼はそれぞれのオルガンの特徴を見抜いて即座にレジストレーションを作ります。しかも作曲家がイメージしたであろう音色を再現するのです。とはいえ彼自身「再現しよう」とはおそらく思っておらず、ドイツに現在も残るレーガーやリストが弾いたオルガンを奏でた経験から自然にそうなるのだと思います。そんな彼の無尽蔵の音のレシピから、今回も各曲にふさわしい、そしてミューザのオルガンの可能性を最大限に引き出すレジストレーションを作るはずです。
機会があればぜひ見ていただきたいのが、ガストさんの指です。大きな手で、指の付け根はとても太いのですが、先端に向かって、まるで女性の指のように細くなります。ロマン派作品の重厚な和音は大きな手が有利ですが、同時に技巧的なパッセージを弾くための小回りが利く繊細な指先も必要となります。「ガスト指」はその両方を兼ね備えているので、どんな曲も見事に演奏なさるのです。

ミューザのオルガンから生まれる新しい響き

今回のプログラムは、彼がミューザの楽器を弾くならこういう曲を聴きたいな…… とまさに私が思っていたもの。ドイツ・ロマン派の作品をメインに、ガストさんのオルガンワールドを堪能できる2時間です。注目の曲をあえて1曲あげるなら、演奏時間30分の大曲、リストの作品です。繊細なレジストレーションが必要とされる曲で、ガストさんがミューザでどのような音を作るか、私自身とても興味があります。ミューザのオルガンは休館中に行った再整音でさらに音がよくなったので、ガストさんから新しい響きが必ず生まれると思います。
終演後は「ロマン派談義」と題し、演奏した曲について、豆知識として皆さんにお楽しみいただけるお話をガストさんがしてくださいます。
演奏に談義に、ガストさんの魅力を味わい尽くす9月の午後を、どうぞお楽しみに!
(ミューザ友の会会報誌「スパイラル」vol.61より転載)

アルフィート・ガスト パイプオルガン・リサイタル
【日時】
2019年 9月8日(日)14:00開演
【曲目】
J.S.バッハ:幻想曲とフーガ ト短調 BWV 542
J.S.バッハ:「ライプツィヒ・コラール集」より いと高きところには神にのみ栄光あれ BWV 662
J.アラン:ファンタジー 第2番
M.レーガー:「我らの神は堅き砦」によるコラール幻想曲 作品27
S.カルク=エラート:カンパネッラ風ロンド 作品156
F.リスト:「アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム」による幻想曲とフーガ
(コンサート終演16:00予定)

【ガスト教授のロマン派談義】
終演後、本公演の演奏作品について、若手演奏家による実演を交えながら、ガスト氏本人による解き明かしを行います。(終演18:00予定)

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アルフィート・ガスト Arvid Gast

1962年ブレーメン生まれ。ドイツ・ハノーファー音楽大学でオルガンと教会音楽を学ぶ。
1990年から1993年まで、フレンスブルクにある聖ニコライ教会のオルガニスト及び聖歌隊指揮者を務める。
1993年にライプツィヒ音楽大学教授(オルガン演奏法)とライプツィヒ大学オルガニストに任命され、2004年からはリューベック音楽大学のオルガン科教授と教会音楽科主任、また、約400年前に作られた歴史的オルガンのあるリューベックの聖ヤコビ教会のオルガニストを務めている。
2008年から2014年までマクデブルク聖母マリア修道院美術館内にあるゲオルク・フィリップ・テレマン・コンサートホールのオルガニストも務めた。
2007年には、ブクステフーデ国際オルガンコンクールを創設。
学生時代より数々の国際コンクールで優勝を果たしており、また、著名な国際コンクール(ライプツィヒ、グラーツ、アルクマール、東京)の審査員として招待されている。
何枚ものレコーディング、ドイツ国内外でのコンサート活動や教育活動は、彼が現代を代表するオルガニストであることを証明するものとなっており、ドイツ・ロマン派音楽の現代最高の解釈者として認められている。
現在、アメリカ・オーバリン大学客員教授。

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