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【ジュニア・プロデューサー2025】#8_コンサート終演!

7月1日に、ジュニア・プロデューサー2025の企画コンサートが無事、開催されました。

チケットは完売!未就学のお客さまにも沢山ご来場いただき、当日は約120名のお客さまにお越しいただきました。ご来場ありがとうございました!

今回のブログでは、コンサート前日の準備・リハーサルから、終演後までの様子をレポートします!

コンサート前日6月30日の夕方、続々とミューザに集合したジュニア・プロデューサーたちは、最終準備に取り掛かります。

まずは会場内の設営から。運営班が作成した会場配置図をもとに、出演者用のイスや譜面台、そしてお客さま用のイスやマットを並べていきました。

運営班メンバーが配置図を持ち、みんながのぞいている写真

今イスは何個並んでる?前の列との間が狭くて歩けない?前の人に被って出演者が見えない?…

会場の市民交流室内でお客様のための椅子100脚程を並べているジュニア・プロデューサーたちの写真

本番を目前に、いつもよりテンションが高めのジュニア・プロデューサーたちでしたが、頭も体もフル稼働させて、お客さまが快適に鑑賞できるようにしました。

その後、班ごとに準備を進めました。

《企画班》

まず、前回作った台本の細かい部分を確認し、出演者と一緒にリハーサルする前の準備と練習をしていきます。

話す内容を確認した後は、司会の話し方や立ち位置も確認します。大人スタッフから教わったマイクを使うときの話し方のポイントをもとに、実際に練習します。

一人が話している間に、他のメンバーは客席からどんな風に聞こえるかを確認して、お互いにアドバイスし合いました。

舞台袖で大人スタッフと資料を見たり、各々確認をしている企画班メンバーたちの写真

《広報班》

前回データ上で完成させたプログラムを手に取り「カラフルで可愛いプログラムができたね!」と満足したのも束の間。お客さまに配布する時は、このプログラムに公演の感想を書いてもらうアンケートや、ミューザの他の公演を紹介するためのチラシが挟まれています。これらを挟み込む、広報担当としてのお仕事を行いました。これでいよいよプログラムもお客さまの手にわたる準備万端です!

会場のロビーの机にチラシ5枚程を並べて、プログラムに挟み込む作業をする広報班と運営班のメンバー

《運営班》

会場内の設営が終わったら、今度はロビー周りの設営です。小さなお子さまがコンサート中に泣いてロビーに出てきてしまった時などに休めるよう、ロビーにもマットスペースを作ります。それから、会場に来てみて、必要だと思った掲示を追加で作成しました。

机上に新聞紙を引いて、その上で何かを書いている運営班メンバーの写真

準備が終わったら、運営班もカーテンコールの練習、そしてリハーサルに合流しました。

ロビーに設置したマットエリアの写真。カーペットの上に黄色いジョイントマットが敷かれ、周辺には「ご自由にどうぞ!!」「くつはここでぬいでね」と手書きの掲示がある

17時前に出演者が到着して、リハーサルを行いました。

まずはジュニア・プロデューサー全員が集まって出演者へあいさつしました。前にリモート通話でもお話ししましたが、実際にお会いするのは今日が初めて!しっかりあいさつをしてからリハーサルに入ります。

客席の間にいる4名の出演者に向かって、1列に並びお辞儀をしているジュニア・プロデューサーたちの写真

企画班はコンサートの司会を務めるためリハーサルに参加します。限られた時間の中で、登場のしかたから演奏を始めるタイミングなど、順番に確認していきます。自分が司会を担当していない時は、客席からどんな風に見えて、聞こえているのかも確かめました。

客席の一番前からリハ―サルの演奏を聴いている企画班メンバー3人と大人スタッフの写真

広報班と運営班はロビー周りの準備を進め、コンサートの最後でジュニア・プロデューサー全員で舞台に出る「カーテンコール」の練習をしました。カーテンコールでは、班ごとに登場します。歩き方、姿勢、表情、話す事、話すタイミング、マイクの受け渡し、退場する位置等、たくさんのことに気をつけなくてはなりません。広報班は、チラシに載せていたクイズの答えを、このカーテンコールで発表します。ロビーで何度も何度も練習をして、リハーサルに臨みました!

ロビーでカーテンコールの練習をするジュニア・プロデューサーたちの写真。手にはマイクの代わりに折り畳み傘を持っている

カーテンコールも含め、無事にリハーサルが終了し、出演者に「明日はよろしくお願いします!」とあいさつをしてこの日は解散しました。

客席一列目に着席し、出演者の方を見ているジュニア・プロデューサーたちの写真

翌日7月1日!いよいよ本番の日です!

8時45分に集合したジュニア・プロデューサーは、ちょっとソワソワしている様子…。みんなで多数決をして決めた「ピンク色」のポロシャツに身を包み、本番へと気持ちが高まっています。

ロビーに集合し、円になっているピンク色のスタッフポロシャツを着たジュニア・プロデューサーたちと、黄色いポロシャツの大人スタッフの写真

まずは「朝の会」でみんなで「頑張るぞー!」と気持ちを一つにします。

この日は、過去にジュニア・プロデューサーとして活動したメンバー3名も、サポーターとしてお手伝いに来てくれました。開場前の練習ではお客さま役になってくれたり、開場してからジュニア・プロデューサーのそばで一緒に対応してくれたりしました。

当時は小学生だったメンバーも今や中学生。「自分もこういう所を注意されたけど、こういう風に見えていたからか〜」と、当時を振り返りながら、後輩のジュニア・プロデューサーにたくさんアドバイスをしてくれました。

ロビーで今年のジュニア・プロデューサーたちと対面する3名のサポーターの写真。サポーターはオレンジや薄い水色のポロシャツを着ている。

そこから10時30分(開場時間)まではあっという間!

9時30分にミューザのコンサートでいつも行う「表方打ち合わせ」(ロビーご案内係などの情報共有)を行い、その後チケットのもぎり方やプログラムの配り方、お客さまのご案内の仕方を最終確認して、リハーサルを特等席で見学していたら…、なんともうお客さまが入口に並んでくださっていました!!

10時30分になると時計を確認したメンバーが自ら動き、開場しました!

入口でベビーカーでお子様をお連れのお客様を笑顔で案内するジュニア・プロデューサーの写真。周りのプロデューサーたちも足を揃えた良い姿勢で、笑顔で立っている
©有田周平

はじめは、緊張や恥ずかしさから少しモジモジしてしまうこともありましたが、レセプショニスト研修を受けた成果を発揮し、良い姿勢で笑顔でハキハキとお客さまをお出迎えできました。会場内でも、自分たちで考えて設置したマット席を積極的に案内し、たくさんのお客さまに利用いただきました。

客席の間に入り、手をお腹の前に揃えて笑顔でお客様に話しかけているジュニア・プロデューサーの写真
©有田周平

広報班が招待状を作成した東京交響楽団の楽団長さん、川崎市の職員の方にもお越しいただけました!

東京交響楽団の楽団長に受付でプログラムを渡すジュニア・プロデューサーの写真。周りで他のプロデューサーや、登場前にロビーで待機する出演者が笑顔で見守っている

満席のお客さまをお迎えして、いよいよ開演です!

1曲目は演奏者の方が、舞台袖からではなく、お客さまが出入りする扉から演奏しながら(チェロも!)登場しました!

客席側の扉から演奏しながら入場する出演者たちの写真。ロビーにいるジュニア・プロデューサーたちは笑顔で見届けている

今回のコンサートのタイトルは「カラフルコンサート〜だれでもOK!知って楽しい!音楽の扉〜」です。

お客さまにとってお馴染みのクラシック、アニメ・ソング、J-POPがあったり、出演者も知らなかった(ジュニア・プロデューサーが提案してプログラムに入った)曲もあったりと、知っている曲も知らない曲も、サビやタイトルしか知らない曲も様々、全12曲+カーテンコールと盛りだくさんなコンサートです。

満席のお客様が演奏者のすぐ近くから座っている会場で演奏する東京交響楽団弦楽四重奏メンバーの写真。演奏者はそれぞれ水色、黄色、黄緑、オレンジのポロシャツを着用してカラフルな舞台
©有田周平

司会は企画班のメンバーが務めました。

企画班の3人がそれぞれマイクと司会台本を持って話している写真
©有田周平
司会のジュニア・プロデューサーが黒文字で「弦楽四重奏曲第19番K.465より第1楽章」と書かれた白い紙を頭上に掲げている写真
©有田周平

広報班、企画班のメンバーは客席後方で、途中で出入りするお客様の対応をしながら、コンサートを見届けました。

上手後方の客席で着席してステージの方を見ているジュニア・プロデューサーたちの写真

コンサート最後は前日から練習を重ねたカーテンコールです。これまでで一番上手にできましたね!プロデューサー全員が舞台に登場し、来場くださったお客さまと出演者に感謝を伝えて「カラフルコンサート」は終演しました。みなさんの「音楽の扉」は開かれたでしょうか?

立って演奏する出演者たちと、その左右に立って並ぶジュニア・プロデューサーたちの写真
©有田周平

終演後には、出演者とジュニア・プロデューサーがロビーに出てきて、お客さまをお見送りしました。お客さまから「よかったね!」「楽しかったよ!」という言葉をたくさんかけていただいたジュニア・プロデューサーたち。自分たちが作ったコンサートを多くのお客さまに楽しんでいただけてよかったですね!

ロビーに出て笑顔でお客様をお見送りするジュニア・プロデューサーたちの写真
©有田周平

会場の後片付けが終わったところで、ジュニア・プロデューサー、サポーター、そして出演者の全員で振り返りを行いました。

「緊張した」という声もありましたが、「ずっと笑顔でいられた!」「本番が一番うまくできた!」と満足している様子でした。サポーターからも「自分たちには考えられないアイディアの演出があってすごかった!」と感心の声が寄せられました。

ジュニア・プロデューサーとサポーター、大人スタッフが円になって座り、顔を見合わせて話をしている写真

出演者からは「本番も練習もずっと楽しくワクワクしていた」「曲の候補をたくさん出してくれたから、こんなに盛りだくさんな充実したコンサートになった」「音楽が好きな人が集まると、これだけすごいものができるのだと思った。この先もずっと音楽好きでいてほしい」「コンサートを作るのにこれだけたくさんの準備をして、お客さまとコミュニケーションをとって、いろいろな人と協力してコンサートが成り立っていると知れた良い機会だった」などなど、嬉しくありがたいお言葉をたくさんいただきました。

ジュニア・プロデューサーたちの輪に入る、笑顔なヴィオラ奏者の多井さんの写真
©有田周平

朝から活動してお腹も空いてきている頃ではありますが、その後は取材対応があります。広報班がプレスリリースを作ったおかげもあり、テレビ局や雑誌社の方が取材に来てくださいました。4月からの活動をしっかり言葉にして、記者さんに伝えていました。その姿も頼もしい!

広報班3名と記者1名が膝を突き合わせて座っている写真。1人のメンバーが記者の方を見て話している
©有田周平

取材が終わったら、やっとお昼ごはんです。コロナ禍で実施できていなかった“みんなでのお昼ごはん”も再開し、ジュースを手に「カンパーイ!」

長机を囲み、乾杯をするジュニア・プロデューサーたち。騎乗には持ち寄ったお弁当やお菓子が並べられている

お互いのお弁当を見ながら「どんな具が好き?」という話や「いまどんなことを勉強してる?」など普段の学校や家でのことなど、これまでとは違う話にも花が咲きます。今日まで8回集まって会議を重ねてきた仲間の、まだ知らない一面も知ることができました。

ご飯を食べながら顔を見合わせて話をするジュニア・プロデューサーたちの写真

ご来場くださったお客さま、コンサート制作に伴走いただき当日演奏してくださった東京交響楽団の出演者・事務局のみなさま、ここまでプロデューサーの活動を見守ってくださった保護者のみなさま、本当にありがとうございました!

そして4月から隔週でミューザに集まり会議を重ねて、今日の素晴らしいコンサートを作り上げたジュニア・プロデューサーのみなさん、本当にお疲れさまでした。

それぞれの学校やその他の活動で、このジュニア・プロデューサーでの経験を活かし、さらにパワーアップしてくれるであろう9人のプロデューサーたちは、9月にまたミューザで集まります。4月から今日までを振り返って、どのようにこの活動を語るのか、大人スタッフ一同とても楽しみです。

出演者とジュニア・プロデューサーの集合写真。出演者たちは後列で楽器を掲げ、ジュニア・プロデューサーたちは前列でガッツポーズやピースをしてみんな達成感のある笑顔
©有田周平
※ジュニア・プロデューサーとは…
⼀般公募で集まった川崎市内⼩学 4〜6年⽣が、コンサート当⽇まで仲間とアイディアを出し合い、コンサートの企画・運営、チラシの作成等を⾏うプログラムです。詳しくは、 ジュニア・プロデューサー過去のブログもご覧ください。
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