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ミューザ川崎シンフォニーホール
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HOME  / ブログ / 教えて! 担当者さ~ん♪ / 音のシャベリ場!に参加してみませんか?

音のシャベリ場!に参加してみませんか?

暑さも落ち着き、芸術の秋! ミューザでは秋・冬に「音の放課後プロジェクト」から2つの企画をお届けします。
「音の放課後プロジェクト」とは、音楽をとおしてさまざまなことを感じ・体験できる場をお届けするコミュニティ・プログラムです。
学校が終わった後や仕事が終わった後などのちょっとした時間を“放課後“として、ミューザで楽しんでいただけるようなプログラムを考えています。

今回はそのうちの1つ、「音のシャベリ場!」をご紹介いたします。どんな企画なんでしょうか? 担当者を直撃しました♪

昨年から開催していた「音のシャベリ場!」。今年は少しリニューアルしましたね。
どんな内容になるんですか?

音楽を聴いておしゃべり(ミュージックトーキング)して、どんな作品なのかイメージをふくらませて、いざコンサートへ!
終演後は楽屋で出演者と会うことができます♪
今年1回目の9月28日はこんなスケジュール。
9:45 ホール集合! ミュージックトーキング♪
10:30 ミュージックトーキング終了。チケットを持ってそのまま客席へ。
11:00 コンサート開始! 客席でコンサート鑑賞
12:10頃 コンサート終了! 子どもたちはその後バックステージで指揮者にご挨拶(予定)。

昨年の様子
音楽を聴いてしゃべる、ミュージックトーキングってどういうことなんでしょうか?
勉強してないとわからない? 難しい? 気もしますが……。

いえいえ、そんなに堅苦しいものではないですよ。

どんなことをやるのか、ちょっと試してみましょう!
まずは、曲を聴いてみてください。

この記事をご覧の方も、ぜひご一緒に試してみてください。
こちらのページから曲の冒頭部分をお聴きいただけます。
♪ モーツァルト:交響曲第16番 第1楽章
ナクソスに登録されていない方は、冒頭30秒が聴けるようになっています。

では、1楽章の冒頭30秒だけ聴いてみましょう。
♪~
さて、それでは質問です。
今聴いた部分では、いったい曲の中でどんなことが起きていましたか?

あっという間で、何が起きていたかといわれても……わからないですね!

ではもう一度。よく注意して聴いてみてくださいね。

(どんなことがって……どういうこと……)

さて、どんなことが起きていましたか?
例えば、今聴いたところは明るいイメージでしょうか? それとも暗いイメージ?
ストーリーをつけるとしたら、どんなストーリーがつくでしょう?
イメージしてみてください。

あ~、そうですね、例えば……わたしは、明るい曲で、堂々としたイメージ、もしかすると玉座とかがあって、王様がいる朝の雰囲気を感じました。
みなさんはいかがでしょうか?

なるほど、明るく堂々としたイメージ。王様が朝玉座に座っている様子を感じられたんですね。
それでは、そのイメージは、聴いた音・曲のどんなところからそう感じたのでしょうか?

(どこからって、聴いてそう思っただけですけど!)

もう1度良く聴いてみましょうか。演奏の中のどんなところから、そうイメージしたんでしょう?
音、リズム、音量、響き、演奏している人の人数などもあるかもしれません。

例えば、ジャン! ジャン! っていう最初全員で音を出すところが堂々とした感じですかね。そのあと、1つの楽器だけで細かく同じメロディが聞こえるので、特別な誰かと、それ以外の大勢かな、と思ったのかもしれません。

なるほど! 最初の音の厚みと、リズム・音型から堂々としたイメージをつかんで、そのあと出てくるユニゾンの細かいメロディとの対比から王様と家来たちのような雰囲気を感じたんですね。ありがとうございます。

と、本当はここからさらに他のアイディアなども伺っていくのですが、どうでしたか?
こんな風に聴くと、この後どんな風景が音で描かれていくのか、ちょっと楽しみになってくると思いませんか?

確かに、この曲は標題音楽(物語や情景を描く作品)ではなくて絶対音楽(音楽そのものを表現する作品)ですし、こういう聴き方をしたことはなかったかもしれません。

「音楽鑑賞」というと、なんだか堅苦しく感じますが、聴いたときどんな風に感じるか、何に注目して聴くかは、一人一人の感性によっても違いますし、自分の自由に聴いていいんです。
モーツァルトが「どんな人か」、「作品を書いたときどういう状況だったか」、音楽を表現するために使われている「音楽的技法」などを知ることは、音楽を楽しむ助けになるかもしれませんが、全てではないですよね。
ストーリーを持っている作品でも同じです。シャベリ場では「その通りに聴く」必要はありません。

昨年の様子
わたしはこんな風にこの曲を聴いたよ! こんな楽しみ方を見つけた!
と、皆さんで一緒におしゃべりしながら楽しい方を話し合って、コンサートに向かう。終わったら指揮者や音楽家の方と感想を共有する。
さらに、お気づきかもしれませんが、曲を聴いて出てきたイメージや解釈について、少しだけ専門的な用語を加えて言い直しています。ただ「聴いた」から理解して「聴く」へ、音楽について一歩深く踏み込んでいくことができる。そんな企画となっています。

昨年の様子

なるほど! これは大人の音楽好きの方も、参加すると聴き方が変わるかもしれませんね。
対象は小学校4年生~中学3年生となっていますが、対話の時間は保護者の方もご一緒に参加していただくことができます。もちろん、チケットをご購入いただければ、コンサート鑑賞もご一緒に♪
(音楽家との面会はお子様のみとなります)

大人だけなんだけど、ちょっと興味ある、行ってみたいな……。
という方も、今年1回目ということで、対話の時間にご参加いただけることとなりました。
ご興味のある方は、ぜひ音の放課後プロジェクト係まで、お電話又はメール(otopro★kawasaki-sym-hall.jp ※★を@に変えてください)にてお問い合わせください。

今年の1回目は9月28日のモーツァルト・マチネ。
対象年齢のお子様は2,000円(チケット代含む)、大人の方は3,500円(チケット代含む)です。
お申込用紙や他の回についての詳細はミューザ♪音の放課後NEWS!をご覧ください。

コンサートと一緒に、対話の時間も楽しんでみませんか?

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