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仲道郁代が語る―クーラウ「ピアノ協奏曲」(8/7 日本フィルハーモニー交響楽団)

2016.07.08サマーミューザ


8月7日の日本フィルハーモニー交響楽団の公演では、クーラウの知られざるピアノ協奏曲を取り上げます。
ピアニストの仲道郁代さんもご存じなかったというこの曲。
公演に先立って、仲道さんにお話を伺いました。(取材・文=長井進之介)

仲道

 クーラウの作品は、「ソナチネ」など子どものための曲集では有名ですし、私も弾いたことがありますが、演奏活動を始めてからは彼の作品に取り組む機会はありませんでした。ですから、今回オファーをいただいた時は、クーラウがピアノ協奏曲を書いていたことを知らなかったこともあり、とても驚きました。実際に「知られざる」作品のようで、楽譜を手に入れようと思って調べてもなかなか手に入らず、とても苦労したくらいです。

フリードリヒ・クーラウ(Wikipedia)

ベートーヴェンとソックリ! な協奏曲
 どうにか手に入れた楽譜を見てみると、さらにビックリすることが起こりました。ベートーヴェンの「ピアノ協奏曲第1番」のアイディア、調性の変化など、今の時代だったら「真似した」と言われてもおかしくはないほどに似ているのです!
 特徴的なのがペダルの指示。ベートーヴェンの「ピアノ協奏曲第1番」は、第1楽章の展開部から再現部へと移るところで、ペダルを踏みっぱなしにして濁った響きを作る部分があるのですが、クーラウの協奏曲でも同じような指示が行われていました。

試聴:ナクソスミュージックライブラリー

ベートーヴェン - 頑固 = クーラウ!?
 弾いていると思わずベートーヴェンの協奏曲にスイッチしてしまいそうなほど似た部分だらけなのですが、テクニックそのものはかなり違うと思います。クーラウの協奏曲はとても軽やかな作品です。分厚い和音が出てくるわけではありません。モーツァルトやハイドン、クレメンティからの流れを汲んだものといえるでしょうか。また、ベートーヴェンの協奏曲が、独奏者とオーケストラの間に有機的なつながりを持って書かれているのに対し、クーラウのものはピアニストの妙技を「魅せる」ことを重視しています。鍵盤を縦横無尽に駆け巡るので、ピアニストの見せ場がたくさんです。また、ベートーヴェンの作風はどこか頑固だったり、あえて「ん?」と引っかかるような部分があったりするのですが、クーラウはいろいろなものが自然に流れていく感じですね。ベートーヴェンから頑固さを抜いたらクーラウになるといえるかもしれません(笑)。

ファミリーのようなオケと「未知の旅」へ
 日本フィルハーモニー交響楽団は、私が演奏活動を開始した頃からご一緒する機会が多いオーケストラで、様々なツアーにご一緒させていただいたり、とても深いご縁があります。団員の皆さんがとても温かいですし、ファミリーのように感じています。これまで演奏してきたピアノ協奏曲は知られた作品ばかりでしたから、ある程度音を想定してリハーサルに取り組んでこられましたが、今回はオーケストラがどのようなサウンドを作ってくるかもまだ読めません。舞台で弾き終わった時に自分が何を想うのかも楽しみですし、マエストロや団員の方々、そして会場にいらしてくださったみなさまと「未知の旅」へと出かける気持ちで、当日を楽しみに迎えたいと思っています。

公演の詳細はこちらから

ジュニアプロデューサー@ミューザの日

2016.07.07From_Muza , ジュニア・プロデューサー


7月1日、ミューザ川崎シンフォニーホールでは、
ミューザの日ウェルカムコンサート~オーケストラ入門~ が行われ、
広報班とサポーターが作ったポスターと壁新聞が掲示されました。

みなさま、プロデューサーの力作をご覧いただけましたでしょうか?
広報女子チームが華やかに書きました。
広報女子チームが華やかに書きました。手前のチラシ入れも、プロデューサーが作りました。
予告!!の文字がよく目立ち、足を止めてご覧になるお客様も多く見受けられました。
予告!!の文字がよく目立ち、足を止めてご覧になるお客様も多く見受けられました。

ジュニアプロデューサーも数名でしたが、コンサートを鑑賞しました。
終演後、コンサートの感想を聞いていると…
なんと急遽、東京交響楽団の大野楽団長とお会いできることに…!
前回の会議でつくった招待状を、プロデューサーより直接お渡しすることができました。
ぜひいらしてください!!
また名刺交換もバッチリ行い、プロデューサーとしてご挨拶もできました。

いよいよ、今月の28日(木)に迫った、ジュニアプロデューサー企画コンサート!
残り1回の会議とリハーサルで本番を迎えます。
チケットは完売が予想されますので、お買い求めはお早めに!!

“よろこびをみんなで一緒に” 7月23日(土)オープニングコンサートは聴き逃せない!

2016.07.06From_Muza , サマーミューザ


7月23日(土)、いよいよフェスタサマーミューザ2016が開幕します!
サマーミューザ初登場のジョナサン・ノット音楽監督が、東京交響楽団オープニングコンサートについて語りました。

DSC_0830トリミング
■フェスタサマーミューザについてどのような印象をお持ちですか?

 実にファンタスティックなアイディアだと思っています。
 友人たちに「東京周辺には10以上のオーケストラがあって、私はその中の東京交響楽団の音楽監督をやっている」と話しても、「オーケストラがそんなにあるはずがない!」と信じてくれません(笑)。実際にこういうフェスティバルが存在し、そこに多くの聴衆が集まる伝統があることは大変素晴らしいし、私たちの本拠地である川崎にたくさんのお客様をお迎えできることを光栄に思っています。

■オープニングコンサートで演奏されるプログラムについて教えてください。
 
 “音楽祭”というからには楽しくて、祝祭的なものにしたいと思い、さらにフェスティバルの一番手として、私たちに続く出演者のためにステージを温める役割もあると考えています。
 今回、私はベートーヴェンを演奏することにしましたが、今日においてベートーヴェンを演奏するというのは挑戦でもあります。つまり、ベートーヴェンが生きていた時代と同様にイキイキと、現代的で、そして前衛的な音楽としての響きを感じ取っていただきたい。
 昨年は、ミューザでベートーヴェンの交響曲第5番「運命」を演奏して、とても楽しい経験をしましたので、今回のフェスタサマーミューザでは交響曲第6番「田園」でお客様をお迎えしたいと思っています。皆さんが知っている曲を取り上げるのは、やはり楽しいことなのです。皆さんも曲を知っているからこそ、何かを感じたり考えたりすることもあるのではないでしょうか。

■「田園」は日本でも有名な曲です。その前に演奏されるヴィラ=ロボスとアイヴズの曲はそれほどなじみがあるとは言えませんが、3曲とも“風景”に関する曲が並んでいます。どのような意図ですか?
 
 「田園」では、一人の人間が田園風景の中で得た感情、あるいはそこに行きたいと思う感情、もしくは都市に住んでいる人間が田舎に行ったらこんな気持ちになるだろうなという感情を伝えたいと思いました。
 確かに今回演奏する曲は、3人の作曲家が、地方であったり都市であったり、自分の住んでいる環境を意識して作曲したものです。「ニューヨーク・スカイライン・メロディ」は、ヴィラ=ロボスがニューヨークの高層ビルが建ち並ぶ街並みを実際に方眼用紙に描き、それを五線譜に写してメロディーにした楽しい作品です。都市で生きていくことをどのようにとらえるのか、非常にユニークで現代的な発想だと思います。
 短い曲ですが、その続きとしてアイヴズの「ニューイングランドの3つの場所」を取り上げます。これも彼が場所について書いた曲です。20世紀初頭の人間がその環境に置かれたときにどのようなことを考えるかということを音楽にしています。
 ヴィラ=ロボスの非常に濃厚な音づくり、そしてジャズ的なハーモニーの使い方があり、その後にアイヴズのコラージュ的な音楽づくりを聴いていただきます。実際に川の音やマーチングバンドの音が聞こえてきたりして、人とその環境を意識させる作品です。
 今、私は東京交響楽団と共にそのような音楽の旅路を歩き始めたのですが、私たちの演奏を聴いて、皆さんには想像力の花を開かせてもらいたい。
 実際に大都市ニューヨークのスカイラインを見たとき、それが音楽になったらどんなものになるのだろうか、あるいは、あなたが住んでいる都市や街を音楽にしたらどんな音楽になるだろうか、そんなことを考えてもらいたいと思っています。
 そういった現代的な音楽と、伝統的なベートーヴェンとのバランスを今回は特に考えました。ベートーヴェンの音楽は、書かれたときはもちろん新しく、前衛的な音楽でありました。一人の人間が田舎に行って嵐に遭うという個人的な体験を音楽にするということは、当時としては非常に斬新なものです。

■今回のテーマは「風景」、あるいは「音楽による旅路」といったことでしょうか?
 
 今回のテーマは“よろこび=歓喜”です。自分が住んでいるところ、自分の置かれた環境はさまざまですが、そこで経験したよろこびはみんなで分かち合おうということです。皆が共に生き、共に働き、音楽を楽しむために皆が集まってくる、そんな“みんなで一緒に”というテーマが、今回のような音楽祭にはふさわしいのではないでしょうか。
 私が普段選曲するときに惹かれるのは、どちらかというと謎めいていたり暗かったりする曲が多いのですが、今回は3曲とも喜びの曲が集まりました。それは私にとっても非常に明るく、うれしいことです。

■最後に、フェスタサマーミューザに来られるお客様にメッセージをお願いします。
 
 私、ジョナサン・ノットは東京交響楽団と共に川崎で生き、川崎で働いています。ですから、たくさんの皆さんがこの音楽祭に来てくださることを楽しみにしています。さまざまなオーケストラの競演に立ち会う楽しみと喜びを、ぜひ、この川崎で体験してください。

公演情報
東京交響楽団 オープニングコンサート
7月23日(土)15:00開演(14:00開場)終演予定17:00 ※途中休憩あり
指揮 ジョナサン・ノット

ヴィラ=ロボス:ニューヨーク・スカイライン・メロディ
アイヴズ:ニューイングランドの3つの場所
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」

★年に一度だけの特別企画!★
14:00~ 歓喜の広場にて オープニングファンファーレを演奏!

チケット S:6,000円〔僅少〕、A:4,000円、B:3,000円(未就学児入場不可)

詳しくは、チラシや公式ホームページ(こちら)をご覧ください。

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ミューザ川崎シンフォニーホール

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(10:00~18:00/土・日・祝も営業)

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年末年始12/29~1/3
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