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ミューザ川崎シンフォニーホール
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インターンシップの受入れ

今回のサマーミューザでは、8/9と8/12の公演に「川崎市インターンシップ実習生」が2名、スタッフとして参加していました。
コンサートを運営するにあたって、どんな仕事があるのか、どんな作業があるのかを知っていただき、より良いコンサートを作っていくにはどうしたらよいのかを一緒に考えながら、実際に手伝っていただきました。

お二人から感想を送っていただいたので、ご紹介させていただきます。
まずは8月9日の感想。

川崎市役所のインターシップの一環として「フェスタサマーミューザ」のお手伝いをさせて頂きました。
 業務のお手伝いとしては、プログラムの挟み込みやプログラムをお客様にお渡しすること、またその他の公演チラシのPOP作り、チケットの販売などをさせて頂きました。POP作りなどを通して、スタッフの方々がどうしたら、お客様にコンサートへ足を運んで頂けるのか、楽しんで頂けるのか工夫を凝らして取り組んでいることを知ることができ、とても勉強になりました。
 また、舞台(多摩市民館)についての説明も丁寧に教えて頂くことができ、市が所持している多目的ホールがどのように使われているのか、市と民間はどのように協力し合っているのかを知ることができました。
 更に、公開リハーサルの見学もさせて頂きました。お客様に公開リハーサルを鑑賞して頂くことで舞台裏を覗いているかのような特別感を演出し、よりお客様にコンサート楽しんで頂けるように工夫をしていることが感じられました。また、初めてオーケストラの生演奏を聴くことができ、CDとは違う生の音を聞け、非常に感動しました。音だけではなく、指揮者の動きやヴァイオリンの弓の動きなど、視覚的に楽しめる要素もたくさんあり、コンサートに来なければ味わえない楽しさや感動があるということを、体験し知ることができとてもよかったです。
 今回、「フェスタサマーミューザ」のお手伝いをさせて頂いたことで、市と民間企業が、自分たちがそれぞれ出来ることを最大限に行い協働し合い「音楽のまち・かわさき」を作り上げていることがよく分かり、勉強になりました。また、机の上でお話を聞くだけではなく直接コンサートの運営に携わらせて頂けたため、現場の空気やスタッフの方々の熱意、お客様の声などを直に感じ取ることができ、とてもよい経験になりました。「フェスタサマーミューザ」のお手伝いが出来て、本当によかったです。

続いては8月12日の感想。

 私たちインターンシップ実習生は、8月9・12日とフェスタサマーミューザのスタッフを体験させて頂きました。12日は、昭和音楽大学のテアトロ・ジーリオ・ショウワにて東京交響楽団フィナーレコンサートが行われました。
ミューザのスタッフは、ロビーを担当するロビースタッフの方とお客様の誘導を担当するレセプションスタッフの方がいます。その他にも、舞台上の指揮をとるステージマネージャーなど様々なスタッフの方で運営されていました。私たちは、ロビースタッフとしてインターンシップを行いました。ロビースタッフの仕事は、パンフレットに広告やアンケートを挟む作業やロビーでのチケット販売やグッズ販売でした。12日は、ミューザについての質問をする時間を設けて頂きました。「ミューザは若年層の取り組みはしているのか」と「ミューザと川崎市役所との関連性はどうなっているのか」を質問しました。1つ目の質問についての回答は、「ミューザは年齢層が高い方が多く来場されます。そのため、若年層の取り組みは主ではなかったです。若年層に視点を当ててみると、子どもに対しての活動はしていますが中高生への取り組みは今後考えていきたい点です。」とおっしゃっていました。2つ目の質問は、私たちインターンシップ実習生は川崎市庁のインターンシップの一環としてきていたので質問をしました。回答は、「市の方からミューザを運営・管理する団体を指定管理制度のもと、募集して選考しているのですよ。川崎では、音楽のまち・かわさきとして川崎市の住民のみなさんに手頃な価格でオーケストラのコンサートを視聴できたり、さまざまな音楽を身近に感じられる市を目指しているのですよ。」とおっしゃっていました。質問の時間が終わると、グッズ販売をしているコーナーでグッズをお客様に購入して頂くためにどうすればよいか考える活動をしました。より魅力的な商品に見えるように、キャッチコピーを考えて付箋で商品に貼りしました。また、クリアファイルが3色あったのに袋にまとめていて色が分からなかったので、袋から出して見やすいようにディスプレイしたりしました。そのクリアファイルを購入して頂いたお客様もいたので、とても嬉しかったです。グッズの売り上げは、最終公演ということもあり期間中、最高になりました。
 2日間のミューザのスタッフの体験は、ミューザを運営する方々と川崎市の関わりや市民のみなさんとの関わりを勉強することができました。音楽のまち・かわさきのイベントは、これからも来場してくださる人々を笑顔にするためにずっと続いてほしいなと思います。

上の感想にあるディスプレイはこちら! ジャジャーン!!
ディスプレイ
これを見た販売担当のスタッフ曰く「初日から、こうしておけばよかった!!!」
フィナーレコンサートの日にこの作業をしてもらったのですが、感想にもあるとおり、なんと期間中で最高の売上に。すばらしい!

ミューザへいらしたのは2日間だけでしたが、この他にもアートセンターでの実習、川崎市の職員との座談会などがあったそうです。
普段はあまりコンサートへは行かないとのことだったので、逆にコンサートに慣れてしまうとついつい見落としがちになってしまう部分に気づいてくれたりなど、わたしたちも得るものがありました。
お二人のこれからにこの2日間の経験が少しでも活きていきますように。

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