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メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」

2014.09.17「スパイラル」バックナンバー 「スパイラル」バックナンバー 名曲のツボ


友の会会報誌のコーナー、東響メンバーが名曲について語る「名曲のツボ」からバックナンバーのご紹介。
メンデルスゾーンの交響曲の中でもっとも有名な「イタリア」をコントラバス奏者の視点から久松ちずさんに語っていただいています。(取材:榊原律子)

「イタリア」は、メンデルスゾーンからコントラバス奏者への挑戦状?! 

コントラバス奏者 久松ちず
G11

 さわやかな曲想が魅力のメンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」。華やかなメロディを演奏しているヴァイオリンが印象的ですが、実はこの曲、コントラバスにとってはとてつもない難曲なのです。
 というのは、コントラバスでは通常ありえないほど、とてもたくさんの音を速いテンポで弾くのです。チェロとほとんど同じように、ずっと8分音符で細かく動きますし、嫌な箇所に臨時記号があったりと、まったく気が抜けません。このとき大変なのは、右手の弓の動きです。コントラバスの低い音は弦がとても太いので、たくさんの音を確実にひとつずつ発音させ、かつ軽快に演奏することは至難の技なんです。弦が太いということでいえば、弦は指だけで押さえると指を痛めてしまうので、なるべく腕の重さを利用して押さえるようにします。
 さらに難しいのは、音域が広いこと。特に第1楽章がそうです。ひとつのフレーズが広い音域の中で動くので、ポジション移動が多い。これは楽器の大きなコントラバスにとってはなかなか辛いことなのです。
 こんなに大変な曲なのに、演奏時間は25分ほど。たくさん練習してもアッという間に終わってしまうことが悲しい曲でもあります……(笑)。
 と、先ほどから「大変だ」といい続けていますが、もちろんとても好きな曲です。第2楽章の最初の旋律は素敵ですよね。そして熱い第4楽章が私は一番好きです。この楽章はイタリアの舞曲「サルタレッロ」なのですが、みんなでこのリズムを刻んで段々盛り上がっていくところは最高です。このリズムを正確に刻むのは難しいのですが、気分が高揚しますね。そして最後に音量がpに落ちるあたりが好きです。ホッとできる瞬間ですからね(苦笑)。
 それにしても、この曲は「頑張れば弾ける」と「演奏不可能」の境界線を狙ってきていて、どこまで演奏できるか試されている気分です。メンデルスゾーンはライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の指揮者でしたけれど、当時のコントラバス奏者はこれくらい軽く弾きこなせたんでしょうか? メンデルスゾーンに聞いてみたいです。
(SPIRAL Vol.15より転載)

ミューザ川崎シンフォニーホール&東京交響楽団
名曲全集 第100回

2014. 9.21 (日) 14:00開演
指揮:準・メルクル
曲目
早坂文雄:左方の舞と右方の舞
R.シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」

公演詳細はこちら

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