リトルミューザ2022 10,11月活動記録
2022.12.15音の放課後プロジェクト! , リトルミューザ
2023年1月21日モーツァルト・マチネ ~川崎市・ザルツブルク市友好都市提携30周年記念モーツァルト:歌劇『魔笛』ハイライト 公演をテーマにクイズラリーとなりきりチャレンジ企画を制作中のリトルミューザ。10月の定期ミーティングでは、進捗を感じながらも焦りも感じてきたようで、10月は週末に追加ミーティングを重ねました。
企画タイトル、クイズの内容、回答方法、イベントの流れ等アイディアをどんどん出していきます。
ミーティングに出席できるメンバーは限られてしまいますが、「みんなの意見も聞きたい!」ということで、オンラインツールを使って他のメンバーの意見を募りました。ただ募り方にも少し工夫が必要な様子…「1人1案絶対!」「なんでも良いからアイディアを!」と言っても、あまりコメントが集まらないことも。それに対して、アイディアを事前にいくつか出して投票制にしたり、「10秒で終わるアンケート!」と所要時間を記したりすることで、より多くのメンバーの意見を聞くことができました。
現場には何度も足を運び、クイズ設置のイメージを作り上げていきます。
クイズラリーの問題用紙やイベントのチラシは、学校等では自力で作成することも多いかと思いますが、ミューザではプロの仕事をするため、メンバーはプロデューサーとしてデザイナーさんに発注します。自分達が作りたいものをデザイナーさんに伝えなければなりません。そのため必要な情報と求めるイメージを、言葉や図にしていきました。
そして11月の定期ミーティング。久しぶりに参加できたメンバーもいました。中1から高3までと学年の幅がありながらも、良い感じの連帯感でミーティングが進みました。また参加はできなくてもオンラインで意見を出してくれたメンバーも。それぞれが参加できるスタイルで、ひとつのプロジェクトを進めていくリトルミューザです。
ここまでのミーティングやオンラインでの検討のかいもあり、リリースの内容はおおむね確定していました。そのためこの日はクイズの内容を決定することと、なりきりチャレンジの参加者募集方法やチラシの検討をメインに活動しました。
クイズの内容は、これまでの勉強会で得た知識のうち何をトピックにするか、そしてそれをそのような言葉でクイズにするか、頭を抱えながら検討しました。無事に決定し、これで前回考えたレイアウトと一緒にデザイナーさんへ発注ができます!
なりきりチャレンジの参加者募集方法は、通常ミューザで使用されているフォームをスタッフに教えてもらい、今回の自分達の企画に適しているものを吟味しました。またチラシに必要な情報や、強調させたい部分はどこか、そもそも伝えたいことが伝わる文章になっているか?も慎重に検討しました。
あっという間に活動終了時間が近づき、この日やった事を振り返ると、まだ足りない部分が見えてくるもので…。1月の当日まで、12月の定期ミーティング1度では間に合わない…!と追加ミーティングの実施も決定しました。
着々と準備が進んでいますが、着々と当日も迫っています!そろそろイベントの告知もできるかと思いますので、お楽しみに!!
リトルミューザとは…
ミューザ川崎シンフォニーホールのコミュニティ・プログラムである、ジュニア・プロデューサー経験者から構成された、高校生までの企画チームです。名前のとおり、ミューザの小さなスタッフとして、ジュニア・プロデューサーへのサポート活動や、パブリック・プログラムの制作を行っています。
今年度は2023年1月21日モーツァルト・マチネ ~川崎市・ザルツブルク市友好都市提携30周年記念モーツァルト:歌劇『魔笛』ハイライト 公演をテーマに企画を制作中です。
リトルミューザ2022 9,10月活動記録
2022.10.31From_Muza , 音の放課後プロジェクト! , リトルミューザ , 音の放課後プロジェクト!
8月の活動では企画プレゼンに挑み、今年度は川崎市やザルツブルク市、『魔笛』について知ることが出来るクイズラリーと共に、『魔笛』の登場人物のように高音や低音を出せるか?!のなりきりチャレンジ企画に決定したミューザの中高生プロデューサーチーム リトルミューザ。いよいよ本格的にプロジェクトが動き出します!
9月はオンライン参加を含めて今年度最多の7名が集まった中、久しぶりのメンバーは少し緊張気味…。改めて自己紹介もして、前回プレゼンをしたメンバーから企画の説明がされました。そして各々面白いと感じた部分や、今後検討する必要がありそうなことを話しました。
その後大人スタッフからも、これまでの経験等から色々と伝え…伝え過ぎてしまった!ということで、大人は一度退散…。メンバーのみでクイズラリーとなりきりチャレンジの2班に分かれて検討開始!
まずはプロジェクトの大枠を考え、スケジュールの見通しを立てようとしましたが、2班とも「何が必要?」「これ面白そうじゃない?」と考えているうちに、どんどん細かい内容の話になってしまいました。オンライン参加で全体を見ていたメンバーからは「もっと大枠から考えた方が良いと思う」と鋭い指摘も。慣れない企画制作に苦戦中…
月1回の定期ミーティング以外にも、オンラインコミュニケーションツールを利用して、検討を進めましょう!と確認してこの日は終了。
そしてあっという間に10月の活動日になりましたが、この日集まれたのは2人。そして9月の活動日からオンラインコミュニケーションツールは活用されていない模様…?出席したメンバーからも「このままじゃマズイよね?!」と、思わず不安が漏れます…。
前回はどこから何に手を付けるべきか暗中模索状態でしたが、今回はプレスリリースという1つのゴールを見据えて考えていきました。プレスリリースとは、新聞社や出版社など報道関係者に向けて情報を公開することです。そのプレスリリースに必要な情報を洗い出し、その内容で既に決定している事と未定の事を明確にし、未定のものは締切を定めて担当者を割り振ったりメンバーにアイディアを募ったりしていきました。
途中クイズラリーの設置場所を検討しに、ミューザ内の探検にも出かけました。
「歓喜の広場は一番目立つから絶対に設置したいね!」「ビルに入ってすぐのところは、飲食店に来る人も含めて沢山の人が通るよね!」「エレベーターの中も面白そうだね!」「でも乗ってる時間が短いから問題読んで解くまでは難しそうか…」
なりきりチャレンジ開催場所の候補である歓喜の広場で実際に高音を出してみると…
意外と声が響く!何も知らない人はビックリするかも?
→イベントとしてどのように示すか検討しないと!
音が広がり音高を判別するアプリで認識されづらい?
→どのように集音するか、プロの音響スタッフさんにアドバイスもらおう!
実際に足を運んでみることで、考えが進んだ様子です。
10月の活動では2人のメンバーが頭も体も使って、今回の企画運営に必要な様々な事が見えてきました!
次回11月の活動日には、プレスリリースの内容を全て確定しなければなりません!このままで間に合うのか?定期ミーティング以外に活動日を増やすか??検討事項は沢山です…!
リトルミューザとは…
ミューザ川崎シンフォニーホールのコミュニティ・プログラムである、ジュニア・プロデューサー経験者から構成された、高校生までの企画チームです。名前のとおり、ミューザの小さなスタッフとして、ジュニア・プロデューサーへのサポート活動や、パブリック・プログラムの制作を行っています。
今年度は2023年1月21日モーツァルト・マチネ ~川崎市・ザルツブルク市友好都市提携30周年記念モーツァルト:歌劇『魔笛』ハイライト 公演をテーマに企画を制作中です。
ジュニア・プロデューサー2022 スペシャルミーティング!
2022.09.28音の放課後プロジェクト! , ジュニア・プロデューサー
9/18(日)台風が近づく中でしたが、元気で可愛い子どもたちがミューザに帰ってきました!この日はジュニア・プロデューサーが7月ぶりに集結し、彼らがプロデュースした7/1ミューザの日「笑顔満開 サマーコンサート」公演の振り返りを行うスペシャルミーティングが開かれました。
普段通り、集合時間には余裕を持って到着したプロデューサーたち。外の様子が気になるよう…。
本番当日に着たライトグリーンのスタッフポロシャツを着てきたメンバーもいました!聞けば、学校にも着て行っているんだとか。
ミーティング開始時間になり、早速4月からの活動の振り返りと当日のコンサートの映像を見ていきます。
当日はお客様のご案内のためにロビーで仕事をしていて、本番の様子を見られなかったメンバーはやっと見られて楽しそうに。司会を務めたメンバーは、少し照れくさそうな表情も見せながら、みんなで鑑賞しました。
鑑賞後、休憩を挟んで感想等を伝え合います。
まず「一番思い出に残っていることは?」の問いかけには、
・当日にお客様から拍手をいただいたこと
・お客様の笑顔が見られたこと
・自分達の達成感や嬉しさがあったこと
が多く挙げられました。
「これは頑張った!ということは?」という問いかけには、
企画・広報・運営の各活動班でそれぞれにお客様のことを考えて工夫したことが挙げられました。
次に反省点を聞くと、最も多かったのが座席についてでした。
今回は同世代の小学生たちがステージを見やすくするため、中央前2列は「小学生以下専用席」にしていました。しかし実際は、想像よりも小学生以下の来場が少なかったことや、小学生以下のお客様にすすめても「家族と一緒に座りたいから」という理由で断られたことで、小学生以下専用席はほとんど空席になってしまったのでした。
この反省点には、小学生以下専用席を1列に減らす、親子席にする等、改善案がどんどん出てきました。
他には、本番の緊張や焦りで、思うようにできなかったこともあったとの反省の声も。
ここでは大人スタッフから、「事前に想像力を働かせて、いろんな想定をしておくこと」や「緊張や焦りは当たり前!その中でどうするか自分なりに対処方法を見つけられるように、経験を積み重ねることも大切」という話をしました。ジュニア・プロデューサーもひとつの経験ですね。
「ジュニア・プロデューサーの活動がこんなところで活かされた!もしくは今後活かせそう!ということはあるかな?」という問いかけには、
・文化祭や将来仕事で接客をする時に、今回のお客様対応の経験が活かせそう
・クラスで話し合いをする時に自分も意見を出したり、みんなの意見を聞きながらの司会が上手になったりした
・チラシ作りの経験を経て要点をまとめられるようになった
・音楽の授業で自信を持てるようになった
等と、様々な可能性が感じられました。
これまで毎回の活動後にはその日にどのような事をしたか発表し、共有してはいましたが、活動中は班ごとに分かれていたので、この日のスペシャルミーティングで初めてお互いの工夫や活躍を知るということもあったようです!
最後に「これからミューザでやってみたい事」を聞くと、
・歌合戦
・同世代のお友達と合唱
・オリジナルソングを作って歌う
・オリジナル楽器で演奏
・なぞとき
・バックヤードを見られるようにしたい
等々、夢が膨らみました。
「自分達が楽しいから」という理由だけでなく、ホールの将来のことまで考えて「若者をもっと呼び込むために!」と考えられた企画もありました。そのように、ホールの将来も考えて、企画運営をしている「リトルミューザ」(ジュニア・プロデューサーを卒業した中高生で構成されています)の紹介をすると、早速「参加したい!」との声も上がりました。
そしてお別れの前に、一緒に活動してきたメンバーへ一言メッセージの交換を(この日残念ながら欠席となったメンバーにもメールで送られました)。
ジュニア・プロデューサー2022の活動はこの日で最後ですが、小さなプロデューサーたちがこの経験を糧として今後もさらに様々な場面で活躍していくことを願っています。そしてまたいつでもミューザへ遊びに、プログラムに参加しに来てくださいね。
10代目ジュニア・プロデューサーのみんな、本当にお疲れ様でした!!

(C)有田周平
※ジュニア・プロデューサーとは…
一般公募で集まった川崎市内小学4~6年生8名が、コンサート当日まで仲間とアイディアを出し合い、企画したり、チラシを作ったり、運営したりする取り組みです。
詳しくは、過去のブログもご覧ください。