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チャイコフスキー:マンフレッド交響曲

2019.04.17「スパイラル」バックナンバー , 「スパイラル」バックナンバー , 名曲のツボ


6月名曲全集のテーマは、バイロンによる劇詩「マンフレッド」の物語。チャイコフスキーの「マンフレッド交響曲」で重要なパートを担うファゴットの視点から、東京交響楽団ファゴット奏者・前関祐紀さんが解説します。

すべての楽章に登場するマンフレッドのテーマ
ファゴットが暗く沈みゆく音色で演奏します

東京交響楽団ファゴット奏者 前関 祐紀

Photo by N.Ikegami

チャイコフスキーの「マンフレッド交響曲」は、イギリスの詩人バイロンの劇詩「マンフレッド」を描いた交響曲です。作曲のきっかけは「ロシア5人組」のバラキレフからの依頼でした。バラキレフは最初ベルリオーズに依頼したものの最晩年で体調がすぐれず作曲できなかったため、その後しばらくしてチャイコフスキーに話をもちかけたのです。そして、交響曲第4番と第5番の間の時期に作曲されました。

物語は、人智を極めたアルプスの城主マンフレッドが、愛したため死に追い込んでしまった恋人アスタルテのことを忘れたくて精霊に頼むものの拒まれ、死をもとめてアルプス山中をさまよい、最後は黄泉の国の宴でアスタルテの霊と出会い、苦しみから解放されて死ぬ、というもの。苦悩してアルプスをさまようマンフレッドを描く第1楽章、アルプスの妖精があらわれる第2楽章、牧歌の第3楽章、黄泉の国の宴でアスタルテの霊が呼び出され、マンフレッドが死ぬ第4楽章、の全4楽章から構成されます。

シュタインバッハ滝、「マンフレッド」の1シーンより(出典:”The Illustrated London News, volume XLIII” October 17, 1863.)

交響曲はファゴットとクラリネットによるマンフレッドのテーマで始まります。この暗いテーマはすべての楽章に登場する重要なテーマで、それをファゴットは任されています。曲冒頭でファゴットが暗い主題を吹くのは、交響曲第6番「悲愴」と同じ。チャイコフスキーはファゴットの音に暗く沈みゆくイメージを持っていたのでしょう。明るい音色感を持つ私でさえ、チャイコフスキーの曲を吹くと暗く重い音色になる、そんなふうに書かれています。

木管楽器にとってチャイコフスキーの交響曲は技術的に難しく、なかでも「マンフレッド交響曲」はその極みです。第2楽章、妖精が踊るような軽やかなスタッカートは聴き映えがしますが、木管楽器は絶妙な間合いで掛け合わなければなりません。さらに、冒頭は8分休符で始まるため半拍ずれて聴こえてしまい、初めて演奏したときは正しい拍が取れずとても苦労しました(苦笑)。

チャイコフスキーの交響曲は、1曲のなかで両極端なことを要求されます。例えば、第1楽章冒頭のテーマを暗く表現するのと、第2楽章の速いスタッカートをきらびやかに吹くのとでは、本当ならば同じリードでは吹けないほど違います。しかしリードを替える時間はないので、1つのリードで演奏しなければなりません。また、「マンフレッド交響曲」はチャイコフスキーの他の交響曲と違って3管編成。ファゴットは3人とも広い音域と表現を求められ、旋律・対旋律・伴奏のすべてを任されます。ちなみに3番ファゴットは1、2番奏者と異なる動きをすることが多いのですよ。楽器を構えるタイミングも違うことがあるので、ステージをご覧いただくとよく分かると思います。

第4楽章の後半でフーガが始まったり、オルガン(ハルモニウム)が登場したりするのは、チャイコフスキーの交響曲では珍しいかもしれません。終盤にはグレゴリオ聖歌の「怒りの日」が引用され、ファゴットが演奏します。フーガや「怒りの日」というとベルリオーズの「幻想交響曲」のようですよね。

私が一番好きな部分は第3楽章冒頭のオーボエののどかな旋律で、心が安らぎます。第2楽章のトリオの優美な旋律も好きです。この旋律は、途中からチェロと共に3番ファゴットも演奏しています。

「マンフレッド交響曲」は標題音楽ゆえ、場面転換やテンポの移り変わりが激しく、音楽に合わせて映画が上映できると思えるほど情景が目に浮かびます。音楽から物語を感じ取っていただけるよう、映画を見ている感覚になるような演奏ができたらと思っています。6月の「名曲全集」は1曲目もシューマンの「マンフレッド」序曲。マンフレッドの世界をお楽しみください。

(ミューザ川崎シンフォニーホール友の会会報誌「スパイラル」より転載/取材・文:榊原律子)

*  *  *  *  *  *  *

ミューザ川崎シンフォニーホール&東京交響楽団 名曲全集第147回
~巨匠スダーンが紡ぐ、マンフレッド~



【日時】2019年6月16日(日)14:00開演
【会場】カルッツかわさき(川崎市スポーツ・文化総合センター)

指揮:ユベール・スダーン
ピアノ:菊池洋子

シューマン:「マンフレッド」序曲
シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調
チャイコフスキー:マンフレッド交響曲

公演詳細はこちら

第2回ジュニア・プロデューサー会議

2019.04.15音の放課後プロジェクト! , ジュニア・プロデューサー , 音の放課後プロジェクト!


桜の季節が過ぎはじめ、小学校でもいよいよ新学期が始まったようです!

4月14日(日)、ジュニア・プロデューサー第2回会議を開催しました。みんな少しずつ打ち解けてきて、和気あいあいとした雰囲気でスタートしました!

前回、ミューザ川崎シンフォニーホールのスタッフ、そして東京交響楽団のスタッフの方々と名刺交換をしました。その時受け取った名刺を見ながら、どんな部署・役職があるかを思い出します。

コンサートをつくるためには、様々な仕事があり、たくさんのスタッフがかかわっていることを学びました!

次は、コンサートをつくるために大切な「公演決定書」(コンサートの日時や会場、出演者など、様々な情報をまとめて記入する書類)を、1項目ずつ確認しながら書いていきます。

今回のコンサートは、ジュニアプロデューサーたちと同じ、小学4年~6年生が楽しめるコンサートを主なテーマに考えていきます。「どんなコンサートが楽しいと思う?」という問いに、意見を出し合いました。

意見を書いた付せんがたくさん!!

最後に、「企画」「広報」「運営」の3つのチーム決めをし、それぞれのチームでの話し合いをスタート!

次回からはそれぞれのチームで活動を進めていきます。

次回の会議は4月21日(日)!どうぞお楽しみに!

今年も始動しました!第1回ジュニア・プロデューサー会議

2019.04.02音の放課後プロジェクト! , ジュニア・プロデューサー , 音の放課後プロジェクト!


新元号が「令和」に決定し、平成も残すところわずかとなりました。
花冷えの今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今年も始まりました!ジュニア・プロデューサー企画!
本日4月2日(火)は記念すべき第1回目の会議です!!
今回で7年目を迎えます。

緊張した面持ちで部屋に入ってくるジュニアプロデューサーたち。

ジュニアプロデューサー同士でまずは名刺交換です♪
みんなと交換できたかな?

名刺交換の後は円形に座って自己紹介。
ジュニアプロデューサーとしての目標を一人一人語ってくれました。

そして竹内部長からプロデューサーとして大切な3つのことに耳を傾けます。

その1、コンサートは沢山の人に支えられている
その2、正しいものは一つじゃない
その3、ひとつ信念をもつ

どれもプロデューサーとして大切な事ですね!
胸にとめて、頑張りましょう。

早速プロデューサー達は「そもそもプロデューサー・プロデュースとはなにか」について意見を出し合います。

色々な意見が出ました♪

グループ分けしてみると企画、運営、広報に分担出来る事が判明!
また、プロデューサーは「みんなのことを考えられる人」「みんなと一緒にひとつのものを作り上げる人」という竹内部長のお話を踏まえた意見もありました。

続いて、これからお世話になるミューザの職員と名刺交換。
これから宜しくお願い致します♪

名刺交換するだけでなく、インタビューをしたり気づいた点をメモしたりしていて精力的に活動。よりよいコンサートを作ろうという気持ちが伝わってきます。

今年もご協力いただく、川崎市のフランチャイズオーケストラ、東京交響楽団の事務所にもごあいさつに行きました。
東京交響楽団の方にご出演いただく予定です。

最初はやや緊張気味のプロデューサー達でしたが、最後は打ち解けてきて笑顔が増えました。
今年度はこのメンバーで頑張ります!

今年もジュニア・プロデューサーにご注目ください!

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ミューザ川崎シンフォニーホール

TEL044-520-0200

(10:00~18:00/土・日・祝も営業)

定休日:
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