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佐山雅弘の遺作と、ベートーヴェン最後の弦楽四重奏曲(1月14日ランチタイム&ナイトコンサート60)

2020.01.13From_Muza , From_Muza , インタビュー


1月14日のランチタイムコンサートナイトコンサート60では、ミューザ川崎シンフォニーホールのアドバイザーを務め、2018年に惜しまれつつ逝去したジャズピアニスト佐山雅弘がクラシックの作品として書き上げた最初で最後の作品となった「弦楽四重奏曲」(2018)と、ベートーヴェンが完成させた最後の弦楽四重奏曲「第16番」を取り上げます。

今回演奏するのはコンサートマスター水谷晃率いる東京交響楽団メンバーによる弦楽四重奏団。
佐山さんともつながりの深かったメンバーが今回の公演についてメッセージを寄せてくださいました。

今日の演奏を佐山さんに届けたい(東京交響楽団 コンサートマスター 水谷 晃)

佐山さんの弦楽四重奏曲を演奏することが決まった時、それがどんな作品であるのか心躍るような期待感と同時に、早く音にしなければならない焦りがありました。結果的に佐山さんの目の前でお聴かせすることは叶いませんでした。
ベートーヴェンの最後の四重奏曲には、人生を振り返った時の全てがあると思います。最終楽章での「これでいいのか?」との問いかけは生きる上で毎日、直面します。それに対し「これでいいのだ!」と前向きに受け止めて歩みを進めることこそ、実り豊かな人生をおくるために大切だということを教えてくれます。
僕にはそれが、病気と闘いながらも音楽の場ではいつも笑いが絶えなかった佐山さんの姿と重なるのです。
今日の演奏が天国の佐山さんにも届くことを願うばかりです。

音楽とはかくあるべし(東京交響楽団 第2ヴァイオリン・フォアシュピーラー 福留史紘)

佐山さんとは映画音楽のコンサートで何度もご一緒させて頂きましたが、いつも心から音楽を愉しんでいる笑顔は同じステージに立っている我々全員を幸せにしてくれました。
今回のプログラムはクラシック作曲家としての佐山さんの最初の作品であるOpus Oneとベートーヴェンの最後の弦楽四重奏曲Op.135。最初の作品と最後の作品という違いはあれど、どちらもそれぞれの音楽家としての人生を経た結果として最後に産み出された作品です。
常に新しい音楽を求めたベートーヴェンと新たなジャンルでご自分の音楽を表現しようとした佐山さん。どちらも作品の存在そのものが、我々に「音楽家とはかくあるべし」と教えてくれているように思います。

佐山さんも、ベートーヴェンも、人間(東京交響楽団 ヴィオラ首席奏者 青木篤子)

佐山さんと言えば、笑顔の人。演奏中も、休憩中も、いつも笑顔。そんなイメージでした。
逆に、私達はベートーヴェンの笑顔を見たことがありません。でも、ベートーヴェンの作品、特に奏者同士の距離が近い室内楽を演奏していると、ふとした瞬間に作曲者がニヤリとするのを感じるのです。
喜怒哀楽の表し方は人それぞれですが、佐山さんも、ベートーヴェンも、人間。
時空を超えてふたりの作曲家が出会い、冗談を言ってニヤリとする瞬間を、今日はどうぞお聴き逃しなく!

遊び心満載の音楽を共有したい(東京交響楽団 チェロ首席奏者 伊藤文嗣)

この度は、ベートーヴェンの後期作品と、そして何より佐山さんの弦楽四重奏曲を演奏できることをとても楽しみにしています。佐山さんとは、僕も東京交響楽団の一員として何度も共演させて頂きました。
普段オーケストラでは、ピアノが入らない編成時のチューニングは、オーボエがラの音を出してみんなで合わせますが、佐山さんが参加されるコンサート時は、佐山さんのピアノからラの音を取ります。その時必ずといって良い程ただではラの音をくれません。わざとラを含む複雑な和音を鳴らしたり、最後の音がラになる様なメロディを弾いたりするので、みんなは笑いながらチューニングすることになります。
いつもニコニコして楽しんでオーケストラのメンバーや音楽と向き合っていらっしゃった佐山さんの楽曲は、きっと遊び心満載です。
その曲に触れる楽しみを皆さんと共有したいですね。

2020年 1月14日 (火)
12:10開演 ランチタイムコンサート
19:00開演 ナイトコンサート60

「人を裏切る」台本を~大山大輔インタビュー(MUZAジルベスターコンサート2019)

2019.12.23From_Muza , From_Muza , インタビュー


令和元年の大晦日はぜひミューザでコンサートの聞き納めを。今回、喜歌劇「こうもり」ハイライト版でファルケ博士役および台本・構成を担当する大山大輔さんにお話を伺いました。

ヨーロッパの歌劇場の大晦日の定番の演目であり、また、いつ上演しても楽しい喜歌劇《こうもり》。そのハイライトを僕の台本・構成で上演します。
僕がベートーヴェンを演じた2016年の「MUZAジルベスターコンサート」でも台本を担当しましたが、いつも台本のネタのために、携帯電話におびただしい数のメモをしています。寝ている間もいいセリフが思いついたら起きてメモしますよ。お客様に笑っていただきたい、そのために、作品に即しつつ「人を裏切る」台本を書きたいといつも思っています。今回は大晦日に《こうもり》という時点で「期待通り」なので、そこをどう攻めるか、ただいまアイデアを練っています。

大山さんがベートーヴェンを演じた「MUZAジルベスターコンサート2016」(C)青柳聡

物語は、「こうもり」というあだ名をつけられたファルケ博士が、その原因をつくったアイゼンシュタインに仕返しするというもの。僕はアイゼンシュタインを演じたこともありますが、ファルケの「物静かな仕掛け人」タイプの方が合っているようです。台本も書くのですから、ファルケのように「自分の手の内でみんなを転がす」ことになりますしね。
アイゼンシュタインを演じるのは村上公太さんです。上品ぶっているけれど下心があるオヤジがしっぺ返しをくらう、というアイゼンシュタインのキャラクターが、公太さんの、ややすっとぽけたかんじに合っていますが、公太さんは本来かっこいい主役を演じるテノールです。そんな彼をどこまでからかうか、公太さんファンは必見です(笑)。

村上公太さん

アデーレは小林沙羅さんです。小林さんはミューザにもたびたび出演していますし、妖艶な魅力のあるロザリンデの柴田紗貴子さんとの組み合わせは絶妙だと思います。

2016年12月の「名曲全集」に出演した小林沙羅さん(C)青柳聡

柴田紗貴子さん

日本語で上演しますが、実は60年ほど前まで日本のオペラはそれが定番だったので、特別なことではありません。今でも喜歌劇は日本語上演が多いですし。日本語ならば芝居のやりとりがダイレクトに分かって、物語を気軽に楽しむのにうってつけです。
令和初の大晦日、前半はチャイコフスキーの名曲、後半は《こうもり》、と二本立ての演奏会です。《こうもり》は「シャンパンの泡で憂鬱を吹き飛ばせ」という思いを込めて作曲された作品でもあります。休憩時間にはシャンパンを召し上がりながら、年越し前のひとときをぜひお楽しみください。
(取材・文 榊原律子/友の会会報誌「スパイラル vol.62」より転載)

公演情報はこちら

きり<・ハンドベルアンサンブル主宰 大坪泰子さんに聞く「きりくならではの音楽表現」

2019.12.20From_Muza


12月21日(土)「MUZAパイプオルガン クリスマス・コンサート2019」にてパイプオルガンと共演するきりく・ハンドベルアンサンブルを主宰する大坪泰子さんにお話を伺いました。

独自の技術による音色と余韻
きりくならではの音楽をお楽しみに!

ハンドベルアンサンブルは、皆さまもきっと何かの機会に見聴きされていることと思います。この楽器は約400年前にイギリスで作られたのが始まりで、豊かな倍音の美しさが特徴です。ベルはそれぞれがひとつの音程ですから、アンサンブルとして組むときはそれぞれが「鍵盤」にあたります。高音用は手のひらサイズ、低音用は抱えるほどに大きいバケツ大のものまで、たくさんのベルを組み合せて演奏します。
一般的にハンドベルアンサンブルは14~15人程度で組みますが、きりくは少人数の独自編成で通常以上の音域をカバーしています。ですので楽譜もオリジナルのものを用意していますが、その編曲がなかなか手のかかる作業なのです。まずピアノ譜やスコアから音を「鍵盤」にあたるベルにあてはめて、奏者に割り振って、楽器の持ち替えができるかどうか確認して……そんなパズルを解くような作業をして、やっと私たちのアンサンブルのための楽譜ができあがります。
そこから音を出しての音楽づくりが始まるのですが、そこにもきりくが大事にしているポイントがいくつもあります。たとえば、音色と余韻の作り方です。そもそもこの楽器は、残響の豊かな欧米の教会で演奏されてきたものですから、ただ嗚らすだけできれいな音が響くと思われてきました。ですが、どんなに響きの良い会場であっても、それだけで納得のいく音楽にすることはもちろんできません。私たちはむしろ響きの悪い環境下で、音色や余韻をコントロールする技術を独自に上げることにより、音楽表現を可能にしてきました。余韻というと長く残る音を想像されるかもしれませんが、どんなに短い音や速いパッセージにも、それぞれに適切な響き方があります。それを全て嗚らし分けているのが、きりくの特長です。
こうして緻密に作り込んだ私たちの音楽は、音響の良いホールならば、さらにお楽しみいただけるはずです。ミューザ川崎シンフォニーホールは世界的にも評価が高い会場ですから、索晴らしい響きをお届けできるでしょう。今回演奏するのは、私たちハンドベルアンサンブルとオルガンで、定番から今回のための新作までと、ジャンルを越えて楽しめるクリスマス・ソングです。私たちのアンサンブルがオルガンとどう調和するか、12月21日をどうぞお楽しみに!
(友の会会報誌「スパイラル vol.62」より転載/取材・文 千葉さとし)

【公演情報】

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ミューザ川崎シンフォニーホール

TEL044-520-0200

(10:00~18:00/土・日・祝も営業)

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年末年始12/29~1/3
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