アートの炎が心をあたためる♪ Colors かわさき展開催中(~11月21日)
2021.11.17From_Muza
川崎市では障害のあるなしに関わらず文化芸術活動に取り組むまちづくりが行われています。
8月のフェスタサマーミューザKAWASAKIでも、特別支援学校のみなさんと作った音楽を東京交響楽団が演奏するなど、ミューザを舞台としたイベントも年間を通して開催されています。
今回は、(公財)川崎市文化財団が展開するパラアート推進事業の一つとして開催されている「Colors かわさき2021展」をご紹介します。
今年のテーマは「アートの採火で未来へつなぐ」。
全国各地から集められる火によってパラリンピックの聖火が誕生するように、パラアートに取り組む人、パラアートを応援する人の熱意が色とりどりのアートとともに集結しました。
会場は、ミューザ川崎4階《音楽工房》の企画展示室です。
チケットカウンター(総合案内)の右手の自動扉を入ったところにあります。
この展覧会、なんと撮影OK!なんです。
たくさんの作品の中から、少しだけご紹介します。
テーマ「アートの採火で未来へつなぐ」にちなみ、炎のように展示されているのは川崎市立聾学校、中央支援学校分教室、田島支援学校のみなさんの作品たち。
ミューザ友の会の会報誌「スパイラル」の表紙を飾ったstudioFLATのみなさんの作品も展示されています。
会員のみなさま、見覚えありますでしょ?
小林祥平 「Fireworks」
大槻蒼波 「花火」
大槻さんの作品は、パルシステムの【のんびる】2021年11・12月号にも掲載されました。⇒記事
他にも思わず目を奪われる作品が並んでいます。
Ari 「富士山」
半澤真人「山茶花」
これも面白いですねー。
南武線「大好きなもの」
この作品は、ピアノを演奏しながら、イメージして描いたそうです。
Dream Aki「幻想曼荼羅」
独特のとぼけた感じが魅力なキャラクター。
藤本開「トレンディドラマの主人公たち」
このお花もかわいい。
積田武志「どこまでも広がるお花畑」
色とりどりの作品から、インスピレーションをもらったりほっこりしたり。
アーティストの思いが詰まった作品をぜひ観にいらしてください。
会期は今週日曜日、11月21日まで。入場無料です。
【潜入】川崎と羽田を結ぶ新しい橋をいち早くレポート!
2021.11.08From_Muza
いま、川崎市では音楽フェス「かわさきジャズ」を開催中。
ミューザ川崎シンフォニーホールでも、11月13日にデビュー50周年を迎えた渡辺香津美による「KW50渡辺香津美 KYLYNが来る」を開催します。
2015年にはじまったかわさきジャズの合言葉は「ジャズは橋を架ける」。
様々な音楽を源流とし、カルチャーミックスによって発展してきたジャズの歴史と、多摩川と鶴見川にはさまれて川とは切っても切れない川崎を重ね合わせ、出会いや交流を生む「橋」がこのフェスティバルの大事なモチーフとなっています。
実は毎年、かわさきジャズのパンフレットには川崎の橋の写真が使われています。
今年は、話題の「多摩川スカイブリッジ」が!
多摩川スカイブリッジは、2021年度末に開通予定。
河口から第1番目の橋となります。羽田空港側と、川崎市の研究施設や物流センターが集積するエリアがダイレクトにつながり、多摩川両岸の成長戦略拠点の形成を支えるインフラとして非常に重要な橋となります。
今回は、かわさきジャズのパンフレットのための撮影現場にお邪魔して、開通前の橋の様子を見てきました!
撮影は2021年9月。
すでに橋はほぼ完成しています。右側が川崎、左側が羽田となり、川崎側で国道409号、羽田側で環状8号線に接続します。
車だけではなく、歩道と自転車道もあります。
多摩川河口付近の水深は中央でも2~3メートル。岸には干潟が広がり、生態系保持空間となっているため、環境に配慮し橋脚は最低限の本数で建てられています。また、吊り橋や街路灯のような上部構造物もなく、シンプルで景観を損ねないつくりになっています。
今回は特別にこの橋を渡らせていただくことに・・・!
まだ、アスファルトは敷かれていません。
橋の上では多くの方が作業をされていました。
快晴の9月。屋根もなく照り返しも多いため、橋の上は灼熱です。安全のため私たちも作業員のみなさんと同じようにヘルメットや安全帯をつけていましたが、歩いているだけで汗が噴き出してきます。
ちなみに、橋のふもとの工事事務所ではこんな自動販売機を発見!
水分補給は本当に大事ですね。過酷な状況で働くみなさんに感謝です。
さて、川の上は約600メートルほど。しばらく歩くと、県境がありました。
東京都と神奈川県ではなく、川崎市なんですね。
アスファルトが敷かれたら見えなくなってしまうそうです。
東京都に入ると、羽田空港は目の前です。
モノレールが走る様子や、飛行機も間近に見えます。
着陸態勢に入っていく飛行機もよく見えます。
左側の建物は日本最大級のエアポートホテルですが、一帯の商業施設も含めコロナ禍により開業が延期となっています。
羽田側では、多摩川沿いに整備された遊歩道からこんな景色も見ることができます。
世界の玄関口と、最先端の研究施設や物流センターをつなぐ多摩川スカイブリッジ。
開通は2021年度末を予定しているとのこと。
ミューザ川崎から多摩川スカイブリッジまでは車で20分ほど。完成が楽しみです。
日本全国、世界中のみなさんが演奏に、コンサートを聴きに、この橋を渡ってきてくださることを心待ちにしています。
撮影協力:川崎市、かわさきジャズ実行委員会
反田恭平さん ショパコン第2位!サマーミューザを振り返る
ポーランド・ワルシャワで開催された第18回ショパン国際ピアノコンクールで反田恭平さんが第2位を受賞されました。
これは、内田光子さんと並ぶ日本人の最高位という快挙!世界的ピアニストとして輝かしい栄光を手にしました。
反田さんは2017年~20年にフェスタサマーミューザKAWASAKIに毎年出演、川崎のお客様にはおなじみ!?かもしれませんね。毎回、意欲的な演奏で聴衆に大きなインパクトを残しました。
今回の受賞を記念して、サマーミューザの反田さんを写真と、「ほぼ日刊サマーミューザ」で振り返ります。
2017年 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番(秋山和慶指揮 東京交響楽団)
サマーミューザ初登場となった2017年。この前月には全国縦断ツアーでミューザに登壇。サマーミューザのフィナーレを飾ったこの公演も完売となりました。
公演情報はこちら
ほぼ日刊サマーミューザ(公演レビューとお客様の声)※PDFファイルが開きます
2018年 ラフマニノフ(ヴァレンベルク編):ピアノ協奏曲第5番(藤岡幸夫指揮 日本フィルハーモニー交響楽団)
ラフマニノフ作曲の交響曲第2番をピアノ協奏曲第5番としてアレンジした曲を日本初演するという貴重なコンサートになりました。
公演情報はこちら
ほぼ日刊サマーミューザ(公演レビューとお客様の声)※PDFファイルが開きます
2019年 ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー(原田慶太楼指揮 NHK交響楽団)
ガーシュウィンのみならず、オーケストラのアンコールでヒナステラの「マランボ」の演奏にも加わり、大喝采。
公演情報はこちら
ほぼ日刊サマーミューザ(公演レビューとお客様の声)※PDFファイルが開きます
2020年 プーランク:2台のピアノのための協奏曲、 サン=サーンス:動物の謝肉祭(下野竜也指揮 読売日本交響楽団)
務川慧悟さんとの2台ピアノで出演。2人の息の合った演奏で大いに盛り上がりました。「動物の謝肉祭」は映像(抜粋)でご覧ください。
公演情報はこちら
ほぼ日刊サマーミューザ(公演レビューとお客様の声)※PDFファイルが開きます
いかがでしたでしょうか。反田恭平さんの今後のご活躍に期待するとともに、またミューザで演奏が聴ける日を楽しみにしたいですね!